LETTER POST FRIEND

NPO法⼈の概要

NPO法人の目的

NPO法人の目的

当NPO法人は、外出が難しく一般就労が困難なひきこもり当事者、並びにその家族に対して相談支援活動事業を行うとともに、彼らの福祉を守り、新たな働き方を構築する取り組みを通して自己実現を図り、社会参加促進に寄与することを目的に活動しています。

定款第3条

当NPO法人は、定款第3条の目的を実現させるために以下の事業をしています。

定款第5条
  1. 外出困難なひきこもり者、その家族への相談支援活動事業
  2. ひきこもり者のいる家庭への訪問相談活動事業
  3. 人間関係づくりを学習する自助グループ運営事業
  4. ひきこもり者とその家族等に役立つ広報出版事業
  5. 広く一般市民にひきこもり等を理解してもらうための講演会・イベント開催事業
  6. 自信回復を狙いとした一般就労と福祉的就労との間に位置する中間的労働(在宅ワーク)を構築する事業
  7. 他団体とのひきこもり支援ネットワークづくり事業
  8. 前各号の事業に付帯する事業

私たちの歩み

1999年
2000年
2002年
2007年
2010年
2015年
2016年
2018年
1999.9.1

発達障がいや精神的な困難など社会のなかで生きにくさを感じるひきこもり当事者に対して、手紙や電子メールを中心とした双方に無理のないピア・サポート活動をすすめる任意団体組織として1999年9月1日に発足しました。

2000.5

家庭にひきこもる当事者や家族向けの情報誌として会報「ひきこもり」通信を創刊し、隔月1回年6回A4判全8頁の構成で発行しております。取材から記事編集までひきこもり当事者が担い、自宅にいながら社会との接点をもち仲間と交流する在宅ワークの一形態の役割をなしています。

2002.4

活動のなかで仲間と出会える一つのきっかけとしてひきこもり当事者宅にひきこもり経験者が定期的に家庭訪問するピア・アウトリーチ事業を開始しました。

訪問先のそれぞれの自宅が居場所となって先行くひきこもり経験者との何気ない対話の記録が続けられています。
2007.4

少しずつ元気になったひきこもり当事者が安心して身近な地域の居場所とつながることができるよう当事者会「SANGOの会」を立ち上げました。

SANGOとは年齢の35歳を意味し、2009年に成立した内閣府の子ども・若者育成支援推進法における若者の範疇から外れやすく社会的配慮が不足しがちな35歳を起点にした高年齢ひきこもり当事者の貴重な居場所となっています。
また当事者会に高年齢ひきこもり当事者が多くいることでそれより若い年代の当事者も年齢に隔たりがない交流ができるようになっています。

2010.3

2010年3月にNPO法人格を取得してからは、精力的に助成金事業に力を注ぎ、団体の基盤づくりをすすめてきました。

とりわけ北海道は他の都府県にはない広域圏な地域特性を有し、人口が集中している政令指定都市、札幌市を拠点にした活動だけでは限界があることから、札幌市で行われてきた当事者会「SANGOの会」を地方都市においても展開する「サテライト事業」を実施してきました。

2015.2

道北旭川圏にはひきこもり当事者が集まる居場所がまったくなかったことから過去7年間わたり「ひきこもり地域拠点型アウトリーチ支援事業」として拡充推進してきました。その結果、2015年2月になって道北旭川圏では初めての当事者会が誕生しています。現在も当NPO法人の担当理事がオブザーバーとして協力しています。

2016.10

北海道内のひきこもり当事者主導で活動を展開している当事者会に呼びかけ「北海道ひきこもり当事者連絡協議会」が設置されました。北海道内のそれぞれの当事者会がもっている強みを活かした協同実践として地域間の連携を促進する事業を行っています。

2018.6

札幌市の委託を受け、ひきこもりに関する集団型支援拠点設置運営業務:居場所「よりどころ」を札幌市ひきこもり地域支援センターと協働して運営しています。

北海道ひきこもり
当事者連絡協議会

ひきこもりは生活困窮者自立支援のなかで社会的孤立予防策として国の重要な柱となっています。

ひきこもり当事者に失われてきた自信を涵養させ、内面の奥底に長く封印してきた当事者個々人の思いを安心して表出できるためには同様な経験や興味関心をもつ仲間とつながるきっかけとなりうる「北海道ひきこもり当事者連絡協議会」が必要です。

北海道ひきこもり当事者連絡協議会の社会的承認を得るために、設立と同時に北海道ひきこもり当事者連絡協議会設置要綱を設けました。
北海道内のひきこもり当事者同士がつながり支え合うことでひきこもり当事者のさまざまな不安感の軽減除去を図り、安心して生きていくことができる地域づくりを目指すことを目的とし(設置要綱第1条)、これを実現させるために以下に示す当事者団体間の協力体制整備をはじめ、当事者会による協働した実践活動の開発に関する事項など5つの項目を協議することになっています(設置要綱第2条)。

北海道ひきこもり当事者連絡協議会の事務局は、私たちNPOが担うことになっています(設置要綱第9条)。

  1. ひきこもり当事者との情報交換及び当事者団体間の協力体制整備に関する事項
  2. ひきこもり当事者の思いや意見を尊重した理解啓発普及に関する事項
  3. ひきこもり当事者団体間による協働した実践活動の開発に関する事項
  4. ひきこもり当事者が生きやすい地域形成に向けた政策提言に関する事項
  5. その他、本協議会の目的を達成するために必要な事項

沿革

1999年 9月 1日平成11年 任意団体として発足
2000年 5月 1日平成12年 会報「ひきこもり」を隔月年6回刊行
2002年 4月 1日平成14年 ピア・アウトリーチ活動を開始
2007年 4月 1日平成19年 当事者会「SANGOの会」を開設
2010年 3月 4日平成22年 特定非営利活動法人として設立
2010年 4月 1日平成22年 サテライトSANGOの会運営事業を展開
2013年 4月 1日平成25年 ひきこもり地域拠点型アウトリーチ支援事業に拡充
2016年10月12日平成28年 北海道ひきこもり当事者連絡協議会の設置
2018年 6月 1日平成30年 ひきこもりに関する集団型支援拠点設置運営業務を開始