発達障がいや精神的な困難など社会のなかで生きにくさを感じるひきこもり当事者に対して、手紙や電子メールを中心とした双方に無理のないピア・サポート活動をすすめる任意団体組織として1999年9月1日に発足しました。

 2000年5月からは、家庭にひきこもる当事者や家族向けの情報誌として会報「ひきこもり」通信を創刊し、隔月1回年6回A4判全8頁の構成で発行しております。取材から記事編集までひきこもり当事者が担い、自宅にいながら社会との接点をもち仲間と交流する在宅ワークの一形態の役割をなしています。

 2002年4月からは、活動のなかで仲間と出会える一つのきっかけとしてひきこもり当事者宅にひきこもり経験者が定期的に家庭訪問するピア・アウトリーチ事業を開始しました。訪問先のそれぞれの自宅が居場所となって先行くひきこもり経験者との何気ない対話の記録が続けられています。

 2007年4月には、少しずつ元気になったひきこもり当事者が安心して身近な地域の居場所とつながることができるよう当事者会「SANGOの会」を立ち上げました。
SANGOとは年齢の35歳を意味し、2009年に成立した内閣府の子ども・若者育成支援推進法における若者の範疇から外れやすく社会的配慮が不足しがちな35歳を起点にした高年齢ひきこもり当事者の貴重な居場所となっています。また当事者会に高年齢ひきこもり当事者が多くいることでそれより若い年代の当事者も年齢に隔たりがない交流ができるようになっています。

 2010年3月にNPO法人格を取得してからは、精力的に助成金事業に力を注ぎ、団体の基盤づくりをすすめてきました。とりわけ北海道は他の都府県にはない広域圏な地域特性を有し、人口が集中している政令指定都市、札幌市を拠点にした活動だけでは限界があることから、札幌市で行われてきた当事者会「SANGOの会」を地方都市においても展開する「サテライト事業」を実施してきました。とくに道北旭川圏にはひきこもり当事者が集まる居場所がまったくなかったことから過去7年間わたり「ひきこもり地域拠点型アウトリーチ支援事業」として拡充推進してきました。その結果、2015年2月になって道北旭川圏では初めての当事者会が誕生しています。現在も当NPO法人の担当理事がオブザーバーとして協力しています。

 2016年10月には、北海道内のひきこもり当事者主導で活動を展開している当事者会に呼びかけ「北海道ひきこもり当事者連絡協議会」が設置されました。北海道内のそれぞれの当事者会がもっている強みを活かした協同実践として地域間の連携を促進する事業がいま、はじまっています。

NPO法人の概要

NPO法人の概要

NPO法人の概要

NPO法人の沿革

1999年 9月 1日 任意団体として発足
2000年 5月 1日 会報「ひきこもり」を隔月年6回刊行
2002年 4月 1日 ピア・アウトリーチ活動を開始
2007年 4月 1日 当事者会「SANGOの会」を開設
2010年 3月 4日 特定非営利活動法人として設立
2010年4月1日 サテライトSANGOの会運営事業を展開
2013年4月1日 ひきこもり地域拠点型アウトリーチ支援事業に拡充
2016年10月12日 北海道ひきこもり当事者連絡協議会の設置

NPO法人の目的

 私たちNPO法人は、外出が難しく一般就労が困難なひきこもり当事者、並びにその家族に対して相談支援活動事業を行うとともに、彼らの福祉を守り、新たな働き方を構築する取り組みを通して自己実現を図り、社会参加促進に寄与することを目的に活動しています。

(定款第3条)

私たちNPO法人は、定款第3条の目的を実現させるために以下の事業をしています。

(定款第5条)

  • ⑴.外出困難なひきこもり者、その家族への相談支援活動事業
  • ⑵.ひきこもり者のいる家庭への訪問相談活動事業
  • ⑶.人間関係づくりを学習する自助グループ運営事業
  • ⑷.ひきこもり者とその家族等に役立つ広報出版事業
  • ⑸.広く一般市民にひきこもり等を理解してもらうための講演会・イベント開催事業
  • ⑹.自信回復を狙いとした一般就労と福祉的就労との間に位置する中間的労働(在宅ワーク)を構築する事業
  • ⑺.他団体とのひきこもり支援ネットワークづくり事業
  • ⑻.前各号の事業に付帯する事業

定款

定款定款

2016年度事業・財務執行状況