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1-2. それぞれの主な作品の解説 

左上上段から)①.新聞紙を背景に鶴の折り紙で親子のようなイメージを出してつくった。真ん中

には絵本みたいなものを置いた。②.ちぎり絵をつくりたかった。ひきこもりも歪みがたまって地震

のようになるけれど、これで大丈夫といった自信をつけることでそれが積み重なりいきいき暮らせる

ようになれるように自然の力も人間の力もあると思ってつくった。③.100円ショップの材料を使い背

景の宇宙は折り紙でつくった。 

左上中段から)④.英語でloose(ルーズ)と書いてつくってみた。⑤.いろんな形の色の落ち葉を

置いてつくってみた。⑥.猫がかわいかったので使いたいと思い、落ち葉が4枚あったのでわざと尻

尾を隠して、4つ又になった尻尾のように幻想的にできたらよいと思いつくった。⑦.猫が落ち葉の山

で遊んでいる感じのものをつくった。⑧.猫をかいてみたので「こんなんちゃん」とか「またにゃん」

とか書いてみた。花を貼っただけで「ありがとうまたね」と書いている。⑨.猫を使いたくて服を着

せてみて座布団に座らせてみてもよいかと思いつくった。 

左上下段から)⑩.お家をつくってみた。中がさみしいのでニャンコ(猫)を入れて。あとはごく

当たり前にという感じものをつくった。⑪.シンプルに刈り方がずれた。頭を使わずただ貼ってみた。

⑫.一枚目はシンプルに落ち葉を貼った。ハートがかわいいと思い心が届けられればと思った。二つ

目は、取れてしまったが二つあったものを使いウサギに見える方もいるしリスにも見え、尻尾を付け

て何の動物かわからないようにつくっている。 

 

2. 講師からの総評 

講師の鈴木祐子氏からは、一人ひとりがつくった独創的な絵葉書をみて「今日はみなさん熱心に取

り組んでくれて私自身が感動した。やっていただいてわかったことは、絵葉書に出来合いのシールを

貼るような何の技もないことをした人が一人もいなかったこと。みなさん独自のものを駆使して誰か

に送り届けたいと想像しながらつくったのではないかと思う。私の方が勉強させてもらった」と感謝

の意を語った。 

 

 

6-5.講義Ⅳ-堺市におけるひきこもり支援~サカイ式すべらないグループワークと 

ひきこもりピアサポーターによる実践 

      前 堺市こころの健康センター相談係長・臨床心理士 岩田 光宏  氏 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 堺市における支援の経緯 

 サカイ式すべらないグループワークというふざけたネーミングだが、特別なことをやっているので

はなく、学会で内容を説明するときに何か必要だろうということで名付けた。今日来られているよう